学校一のモテ男といきなり同居
すぐに、玄関のドアが閉まる音がした。


…えっ。


もしかして、外に出ていったの!?


あんな格好で!?


あたしは急いで玄関に行き、井上くんが戻るのを待った。







しばらくして、井上くんが戻ってきた。


「ごめん…見つけられなかった…ハァ、ハァ…」


井上くんはかなり走ったのか、息切れしていた。


そして上に簡単にロングパーカーを羽織っただけで、下から素肌が覗いている。


「井上くん、そんな格好で行ったの!?」


「しょーがねーだろ?急いでたし」


「そうだけど…」


「…怖かったよな。大丈夫か?」


「あたしは大丈夫…それより、もう一回お風呂に入って?」


「そーする」


井上くんがお風呂に向かうと、あたしもあとをついていく。


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