学校一のモテ男といきなり同居
な…な…に!?


「ムリムリムリ!男の子と一緒に住むなんて!」


「部屋も余ってるし、いいじゃない。年も同じだし、仲良くしてもらいなさい」


「やっ、やだ!井上くんチャラいし!それに少しぐらい娘の心配してよ」


「なんてこと言うの?それに真央は、少しぐらい男の子の友達作った方がいいわよ。

郁実くん、よろしくね。この子、高校生になっても男友達のひとりも連れて来たことがなくて」


きゃー、お母さん!


勝手にそんな話しないでよ!


そしたら井上くんが、あたしを見て鼻でフッと笑った。






「俺も似たよーなもんですよ。全然モテないんで」


うー、嫌味だ!


あんなにモテてるくせに。


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