学校一のモテ男といきなり同居
「とにかく…しばらく仲良くしてね。真央がこんなだけど、ごめんなさいね」


お母さんが井上くんに謝るのを見ながら、なんだか納得のいかないあたしは、


足早に自分の部屋へと逃げた。






部屋に入り、ベッドに突っ伏す。


なんでよー。


なんであんなヤツと一緒に暮らさなきゃなんないの?


ありえない…。


少しして、ポケットのケータイが鳴った。


…電話だ。


電話に出ようとして、あたしの動きが止まる。


知らない番号。


080*******


う、わ。


これって、まさか。


< 29 / 978 >

この作品をシェア

pagetop