学校一のモテ男といきなり同居
――ドン。


「ぎゃあああぁっ」


部屋の扉が突然開き、思わず叫んでしまう。


ケータイを落とすと、目の前に井上くんがいた。


「なに叫んでんだ?おー、コッチの部屋の方が広いな」


「なに!?なんか用!?」


はぁっ、驚いた…。






「今日からよろしくって、挨拶に来た」


「あたしは認めないから!一緒に住むとか、ムリだし」


「なんで?」


井上くんはなんだか余裕たっぷりに笑ってる。


「なんでって、当たり前でしょ!?学校のみんなにバレたらどうするのよ。

井上くんと住んでるなんて、あたしまで軽くみられちゃう」


「ほぉ」


ほぉって!


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