学校一のモテ男といきなり同居
「そっ…それは……」


「だろ?俺の風邪、もらってよ」


「えっ…」


それは、一瞬のことで。


井上くんに引き寄せられたあたしは、


チュッと軽いキスを落とされた。







突然のことで、唖然とするあたし。


怒る気すら、起きない。


そんなあたしを見て、軽く唇を舐め、満足そうに笑う井上くん。


「これで…大丈夫っかな。真央のパワー、もらってく。オーディション、絶対に受かってくるな」


ポカーンとするあたしを残し、


井上くんは、部屋を出た。


そんなあたしは、


しばらくそこから、動けないでいた……。


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