学校一のモテ男といきなり同居
「さっ、触らないで!!」


井上くんの手を振り払い、うしろにサッと逃げた。


「ビビんなよー。まさか、男が苦手とか?」


「なわけないでしょ!アンタが苦手なのよっ」


「…は、俺?なんかした?」


俺を嫌う女なんているの?みたいなその態度が気に入らないのよー!


「存在がヤだ。このチャラ男!」


あたしがそう言うのを聞いて、微妙に口を歪ませる。






「ずいぶんな言い方だな。存在がって、傷ついたな…。それに俺、別にチャラくねぇけど?」


「いつも彼女がいるくせに!」


「いたらなんでチャラくなんの?」


「コロコロ相手変えるくせに!」


「束縛されんの嫌いなんだよ。アイツら、すぐ束縛してきやがる」


なっ…。


「そんな理由で別れてたの!?」


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