学校一のモテ男といきなり同居
「生徒手帳の中に、カギ挟んでたよな?好奇心で引き出しに差したら、中から日記っぽいのが出てきて。

あのカギって、パンツ見せてもらったときに俺が拾ったヤツだろ?」



あわわわ……。



井上くんにあの日記を読まれたなんて。



勝手に開けたことを怒りたいけど、それより恥ずかしさの方が勝っていた。



心の内を覗かれることは、パンツを見られるより恥ずかしいかも。



……いやいや、パンツと比較すること自体間違ってるんだけど。









「っていうか、見せてないから!あのときは、井上くんが後ろにいたから……偶然見られただけでっ」



「ハハッ、似たよーなもんじゃん。トマトの……」



「バカっ!」



あたしがプイと顔を背けると、井上くんがドサッとソファの背もたれに背中を預けた。



その振動で、あたしの体は井上くんの方へ雪崩れてしまった。



「きゃあっ……」


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