学校一のモテ男といきなり同居
しかも、井上くんの顔をこんなに近くで見ることなんてなくて、



そのイケメンっぷりに……しばらく放心状態。



“好き”って自覚しちゃ、ダメなのに……



体はすごく正直。



井上くんの瞳に、あたしが映っている。



そのキレイな瞳に見つめられると、もう動けない……。








「……おい」



「……えっ!?」



ハッと我に返ると、井上くんがあたしの鼻を指で突っつく。



「どーなんだよ」



「べ……別にっ……そんな、好きなわけ……ないし」



この状況に今さらながら恥ずかしくなってきた。



みるみるうちに顔が熱くなって、全然説得力なし。



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