学校一のモテ男といきなり同居
井上くんを見てると、ちょっとした仕草や話し方に、


なんだか色気が漂っている。


これが、モテオーラなのか…。


なんだかよくわからないけど、あたしは井上くんのその不思議な魅力になんだか戸惑っていた。






「俺の部屋、真央のとなりだから。なんかあったら、いつでも」


「別になにもないし」


「かわいくないね~…。とりあえず、学校では話しかけない方がいい?」


「当たり前でしょ!」


「あいよ。なら、そーする。俺はいつでもウェルカムだから



「…え?」


「真央が話したいときに、話しかけてきて」


フワリと笑うと、あたしに背を向けて部屋を出ていく。


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