学校一のモテ男といきなり同居
「もう、平気」



「ホントにお前は、強がりっていうか、頑固っていうか……」



「うるっさい!」



「……わかった。もしなんかあったら、すぐ連絡しろよ?

誰がストーカーかわからないから、ちゃんと周りを見て警戒しろ」



井上くんはあたしに近づくと、耳もとでそう言った。



ドキッ。



井上くんの優しさもだけど、距離が近くなったことで、心臓が跳ねた。









「わかってるよ……」



って返事をしたところで……。



「キャーッ!!やだっ、最低っ!!」



井上くんが、いきなりあたしのお尻を触ってきた。



へっ、変態~っ!!



思いっきり頬を叩こうとしたら、ヒラリとよけられた。




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