学校一のモテ男といきなり同居
「これって真央なの!?」



友ちゃんの携帯画面に、吊皮を持って立つ制服姿の高校生が遠目に映っている。



……えぇっ!?



「つーことで、明日からもう電車に乗れないな。潔く諦めて、俺の後ろに乗れ……」




「ひっ……ひどい……」



井上くん、ひどすぎるよ!



あたしは泣きながら、反論することもなく



校舎へと駆けだした。









そこまでする!?



ホントに、信じらんないっ。




もう……ヤダ。




なんであんなヤツのことを、




ちょっとでも、好きって思ったんだろう。




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