学校一のモテ男といきなり同居
走って自分の教室まで行く途中、誰かに思いっきりぶつかってしまった。



あたしが無視してそのまま走りだすと、



「うぉらっ!!待てっ、テメェ謝れよ!!」



って声が聞こえて、後ろから強引に引っ張られた。



「きゃっ」



うわっ……!



あたしがぶつかったのは、校内一の暴力者と呼ばれる、3年の金髪ヤンキーだった。



180cm以上あって、更に横幅も大きくて、見るからに怖い。



最悪……。



「ごっ、ごめんなさい!!」



慌てて頭を下げるも、ヤンキーはただあたしを怒鳴りつけるだけで、怒りを鎮めることはかなり難しそう。



「ゴラァ!!」



「すみませんでした……急いでて……」



謝れって言ったくせに、全然許してくれなさそう。







そしたらヤンキーがニヤニヤと笑ってあたしの顔に手を添える。



ビクッ!!



「お前、よく見ると、かわいい顔してるな」



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