学校一のモテ男といきなり同居
余裕たっぷりに笑う井上くんを見て、



あたしだけじゃなくこの場にいる全員が驚きを隠せなかった。



「すげっ……郁実って、強ぇっ!!」



「郁実くん、ステキ!!」



「ゆっ……許してください……」



とうとうヤンキーまでが、音を上げる始末。



もちろんあたしは、なにも言ってないんだけど……。








「2度と、コレに手ぇ出さないでくださいね?」



しかも、あたしはコレ呼ばわりなのっ!?



その言い方にムカムカしつつも、井上くんの強さに圧巻。



「お前のだって、名前でも書いとけよっ!!わかんねーから」



ヤンキーは意味不明な言葉を残して、去っていった。



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