学校一のモテ男といきなり同居
「そそそっ、そそんなっつ!!あたしたち、そんな関係じゃありません!!」



全力で否定したんだけど、



「アイツはよくウチに彼女を連れこんで、朝帰りさせることもしょっちゅうだったし、そういう日はだいたい体調を崩してたんだ」



なんて言って、おじさんは大して驚いてなさそう。



それにしても、それにしても……。



郁実って、いつもそんなことしてたんだ……。



ショック……。









そういえば、この間朝まで起きてストーカーを待ち伏せていたときも、



風邪ひいたって言ってたし、



そんな体質だったなんて……。



「なにか、他の方法を考えてみます」



「よろしく頼むよ。キミにとってはもちろん、郁実の将来のためになることだ」



おじさんはそう言うと、あたしの肩をポンと叩いた。



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