学校一のモテ男といきなり同居
恐怖の体験
郁実があたしの部屋を出てから、数時間が経った頃。


自分の部屋で宿題をしていると、扉がコンコンとノックされた。


「真央ー。お母さん、ちょっと出かけてくるわね」


買い物かな?


「はーい」


部屋に入ってくることもなく、スリッパの音が遠ざかる。


…ふー。


ふと、時計を見ると。


…ん、8時っ!?


そういえば、お腹空いた…。


それにお母さんってば、こんな時間からどこに行ったの?


部屋を出て、1階におりた。


シーンと静まったリビングに、あたしひとり。






…やだやだ。


テレビでも、つけよ。


あたしはテレビをつけたあと、食卓テーブルを覗きこんだ。


……んんっ!?


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