学校一のモテ男といきなり同居
「ああっ……よかったぁ……。郁実がっ……郁実が、生きてた……。

あたし……ホントに、心配したんだからっ……」



そう言うや否や、郁実に思いっきりデコピンされた。



ええっ、どうして!?









「バーカ」



顔を上げると目の前に、不機嫌そうな顔をした郁実がいた。



「いっ……痛いっ!!それに、バカって……」



心配してるのに、ヒドいよ。




「ホントお前は、いつも危なっかしーな。一生のうち、俺はお前を何度助ければいいわけ?」



軽くニラまれ、



あたしは思わず俯く。



そんな言い方しなくっても……。



郁実が現れて、ホントに嬉しいのに、



なんだか叱られっぱなし。


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