学校一のモテ男といきなり同居
かっ……かわいい。



コイツってば、わかってやってる!?



無自覚だとしたら、相当なものだよね。



これで、他の女の子もコロッと落ちちゃったのかもしれない。



カッコいいのに、かわいさも持ち合わせてるなんて、



最強の武器だよね……。








「うっ……うん」



こうなったら、あたしも頷くしかない。



それに、いつもあたしを優先するなんて言われて、嬉しくないはずがない。



あたしがちょっとニヤけたのを、郁美は見逃さなかった。



「ニヤけてんじゃねーよ」



「ばっ……バカ、これは違うの」



「違わないね。お前、そんなに俺に愛されたいのか?贅沢なヤツだなー」



からかうようにしてあたしの顔を覗きこみ、最高の笑顔を見せてくる。



こうやって、郁実と過ごす時間がすごく好き。



ホントに、



大好きだよ……。



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