学校一のモテ男といきなり同居
「キャーッ!!もうしないからっ、助けて!!」
白雪ちゃんの泣き叫ぶ声が聞こえて、あたしは咄嗟にふたりの間に飛び出して行った。
そして、郁実の背中にしがみつく。
「郁実っ!!やりすぎだよ」
そう言ったところで、完全に頭に血がのぼっている郁実は白雪ちゃんから手を離さなかった。
「お前……コイツになにされたかわかってるか!?殺されかけたんだぞ」
「ううん、あたしが勝手に発作を起こしただけで……」
「こんな女、庇うなよ!!コイツが今までしてきたこと、他のヤツから全部聞いた。今日の計画だって、知らなかったら……今頃……」
郁実は悔しそうな顔をして、黙り込んでしまう。
「全部……全部、郁実が悪いんだから」
白雪ちゃんが、郁実をニラみながら訴える。
「俺のせいか」
吐き捨てるように言う郁実を、さらにニラみつける。
「そうでしょ!?あたしの気持ちを知ってて、弄んだじゃない」
「は?俺が?」
呆れた顔で郁実が白雪ちゃんを見る。
「最初の引っ越しのとき……あたし、郁実と約束したよね?」
「約束……したっけ、何を?」
「覚えてないの!?引っ越しの日、郁実の家まで行ったでしょ。あのとき、今度会えたら……あたしを守ってくれるって言った」
「……ん?」
身に覚えがないのか、郁実が顔を歪めた。
白雪ちゃんの泣き叫ぶ声が聞こえて、あたしは咄嗟にふたりの間に飛び出して行った。
そして、郁実の背中にしがみつく。
「郁実っ!!やりすぎだよ」
そう言ったところで、完全に頭に血がのぼっている郁実は白雪ちゃんから手を離さなかった。
「お前……コイツになにされたかわかってるか!?殺されかけたんだぞ」
「ううん、あたしが勝手に発作を起こしただけで……」
「こんな女、庇うなよ!!コイツが今までしてきたこと、他のヤツから全部聞いた。今日の計画だって、知らなかったら……今頃……」
郁実は悔しそうな顔をして、黙り込んでしまう。
「全部……全部、郁実が悪いんだから」
白雪ちゃんが、郁実をニラみながら訴える。
「俺のせいか」
吐き捨てるように言う郁実を、さらにニラみつける。
「そうでしょ!?あたしの気持ちを知ってて、弄んだじゃない」
「は?俺が?」
呆れた顔で郁実が白雪ちゃんを見る。
「最初の引っ越しのとき……あたし、郁実と約束したよね?」
「約束……したっけ、何を?」
「覚えてないの!?引っ越しの日、郁実の家まで行ったでしょ。あのとき、今度会えたら……あたしを守ってくれるって言った」
「……ん?」
身に覚えがないのか、郁実が顔を歪めた。