学校一のモテ男といきなり同居
「真央～、次の授業…美術だった。早く行かなきゃ」



「そうだった。あの先生、遅れたら怖いもんね～」



あたしと友ちゃんは、急いで教科書を持って移動することに。



３年生になったあたしたち。



クラス替えをしたあとも、奇跡的に友ちゃんとは同じクラスになった。



そして、



あの人も……。








「ちょっとー!!なんであたしを置いていくのよっ」



美術室に入ったところで、叫びながら追いかけてくる女の子。



「うるさいのが来た～」



「うるさいって何？あたしたち親友でしょ、誘って行きなさいよ。いっつもふたりでコソコソ行動して許さないんだから！」



クスクスと笑う友ちゃんに、噛みつくように話すのは…白雪ちゃん。



犬猿の仲っていうか、



どうも友ちゃんは白雪ちゃんが苦手みたい。



白雪ちゃんはいつも別のグループにいるし、敢えて誘う必要もないかなって思ったんだけど、



たまにこうやって、突然追いかけてくる。




< 654 / 978 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop