学校一のモテ男といきなり同居
「友ちゃん、どっ……どうしよう!!」
トイレから帰ってきた友ちゃんに、さっきまでの経緯を話す。
「とーぜん、行くしかないでしょ」
「だけど…」
「10分ぐらい、郁実くんだってなんとも思わないよ。それより、真央が笑顔になる方を郁実くんなら喜ぶと思うよ」
ドキッ。
「そうなのかな…」
「そうだよ!真央、最近笑顔が少ないもん。ここは草野くんに元気つけてもらってよね!」
あたし、笑顔が少ないの?
CM見て元気になる日も多いし、そんなことないはずなのに。
郁実がいない日常は、やっぱり寂しい。
自分では気がつかないけど、四六時中浮かない顔してるのかな。
今日の全ての授業が終わり、放課後になってしまった。
ずっと悩んでたけど、答えは出ない。
そのうち草野くんが、あたしのクラスへやってきた。
「三沢さん、どうするか決まった?」
「え…と」
「帰りながら迷ったら?」
「……そうしようかな」
ってことで、流れで一緒に帰ることになった。
校舎を出てから気づいたけど、これって……もう、草野くんのペースにハマってる?
このまま電車に乗れば、放課後を一緒に過ごすことになるよね。
「あたし、やっぱりここで」
引き返そうとすると、草野くんに腕を掴まれた。
「嫌っ!!」
反射的に、叫んでいた。
まだ、男の人に触れられることに慣れない。
自分でも驚くほど、草野くんのいる場所から、
数メートル先に飛びのいてしまった。
トイレから帰ってきた友ちゃんに、さっきまでの経緯を話す。
「とーぜん、行くしかないでしょ」
「だけど…」
「10分ぐらい、郁実くんだってなんとも思わないよ。それより、真央が笑顔になる方を郁実くんなら喜ぶと思うよ」
ドキッ。
「そうなのかな…」
「そうだよ!真央、最近笑顔が少ないもん。ここは草野くんに元気つけてもらってよね!」
あたし、笑顔が少ないの?
CM見て元気になる日も多いし、そんなことないはずなのに。
郁実がいない日常は、やっぱり寂しい。
自分では気がつかないけど、四六時中浮かない顔してるのかな。
今日の全ての授業が終わり、放課後になってしまった。
ずっと悩んでたけど、答えは出ない。
そのうち草野くんが、あたしのクラスへやってきた。
「三沢さん、どうするか決まった?」
「え…と」
「帰りながら迷ったら?」
「……そうしようかな」
ってことで、流れで一緒に帰ることになった。
校舎を出てから気づいたけど、これって……もう、草野くんのペースにハマってる?
このまま電車に乗れば、放課後を一緒に過ごすことになるよね。
「あたし、やっぱりここで」
引き返そうとすると、草野くんに腕を掴まれた。
「嫌っ!!」
反射的に、叫んでいた。
まだ、男の人に触れられることに慣れない。
自分でも驚くほど、草野くんのいる場所から、
数メートル先に飛びのいてしまった。