学校一のモテ男といきなり同居
「ちょっと、意味がよくわからないな~」




じゃっかん引きぎみのあたしだけど、草野くんはめげない。




「そのまんまだよ……。三沢さんは、自分の魅力に気づいてないだけ。

そうだ、三沢さんにお願いがあるんだ」




「お願いって、なに?」




「次に開催される芸術展の、モデルになってくれないかな」




あたしが、モデル!?ありえない!




「いやっ、スタイル悪いし、きっとどんなポーズもサマにならないよ。それは美術の授業で証明済だよね!?」




「そんなことないよ、俺に任せて。三沢さんの魅力を、最大限に引きだして表現してみせるから」




「いやああ……えー、うーん……」




2度も助けてもらって、おまけに病院まで連れて行ってもらって、




それでもなにも返さないって、草野くんに申し訳ないよね。




ここは……




引き受けるべきなのか。




固まっていると、草野くんが、あたしが手にしている雑誌を指さす。











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