学校一のモテ男といきなり同居
邪魔しちゃいけないよね……あたしはまた窓の方を向く。
しばらくすると、チャイムが鳴った。
「あ……もうこんな時間」
気付けば、8時を過ぎていた。
そろそろ人が増えてきた頃だ。
別館にある美術室には、本館の生徒の声は届かない。
「終わろう。三沢さんのおかげで、いい作品になりそうだよ」
「そんな…ただ突っ立ってるだけで、なにもしてないよ」
「十分過ぎるよ。貴重な時間を俺にくれてありがとう。このお礼は、またするから」
「ええっ!?お礼なんていいよ。あたしこそ、今朝は迎えに来てくれたのに…追い返すみたいなことしてごめんね」
「いいよ。言われたときはショックだったけどね…」
やっぱり……。
「ホントにごめんなさい。気を遣ったつもりが、逆に失礼だったよね…」
ああいうときは、好意に甘える方がいいのかもしれない。
「そんなことないよ。また、放課後会える?できれば早めに仕上げたいんだ」
「うん、もちろん。放課後ここに来ればいいかな」
「ああ、お願いできる?」
「うん」
そうしてあたしは、放課後にまた草野くんと約束をして、自分のクラスへ向かった。
しばらくすると、チャイムが鳴った。
「あ……もうこんな時間」
気付けば、8時を過ぎていた。
そろそろ人が増えてきた頃だ。
別館にある美術室には、本館の生徒の声は届かない。
「終わろう。三沢さんのおかげで、いい作品になりそうだよ」
「そんな…ただ突っ立ってるだけで、なにもしてないよ」
「十分過ぎるよ。貴重な時間を俺にくれてありがとう。このお礼は、またするから」
「ええっ!?お礼なんていいよ。あたしこそ、今朝は迎えに来てくれたのに…追い返すみたいなことしてごめんね」
「いいよ。言われたときはショックだったけどね…」
やっぱり……。
「ホントにごめんなさい。気を遣ったつもりが、逆に失礼だったよね…」
ああいうときは、好意に甘える方がいいのかもしれない。
「そんなことないよ。また、放課後会える?できれば早めに仕上げたいんだ」
「うん、もちろん。放課後ここに来ればいいかな」
「ああ、お願いできる?」
「うん」
そうしてあたしは、放課後にまた草野くんと約束をして、自分のクラスへ向かった。