学校一のモテ男といきなり同居
「友ちゃん、おはよう」



クラスに行く途中で、友ちゃんを見つけた。




声をかけると、友ちゃんもにこやかに挨拶を返してきた。




「おはよ~。英語の宿題やった?」




「してないの。今からしなくちゃ」




「一緒だよ。しよしよ」




友ちゃんの席で教科書と辞書を開き、英文を訳していく。




「そうだ、友ちゃん。草野くんにあたしのアドレス教えた?」




「うん、そーなの。言ってなくてごめん」



「そっか…」



「ダメだった?どうしても知りたがってたから」



あたしが浮かない顔をしていたからか、友ちゃんが申し訳なさそうな顔をする。



「いいよ、気にしないで。そうだ、今朝から草野くんのデザイン画のモデルになることになったの」



「えーっ、そうなの?すごいじゃん」



「あたしに務まるか不安だけどね」



「真央なら大丈夫だよ~。そっか~、今度あたしも見に行ってもいい?」



「もちろん!放課後美術室で約束してるの。一緒に来てくれるとあたしも嬉しいな」




ってことで、放課後は友ちゃんも来ることになった。




そして、放課後…。


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