学校一のモテ男といきなり同居
確か草野くんは、美術室の一番端の棚に作品をしまって帰っていたはず。



恐る恐る近づき、



棚にそっと手をかけた。



――カラカラ……。



小さく音をたて、引き戸が開いた。



白いキャンバスを手にとり、



息を呑んだ。









「うっ……」



途端、軽い眩暈に襲われた。



嫌……



なに、これ……。



< 771 / 978 >

この作品をシェア

pagetop