学校一のモテ男といきなり同居
「うっせ、黙ってろよ」



さっきの優しさとは一転、憎まれ口を叩いてくる。




だけど目は笑ってる。




「郁実…早く学校に行こう。続きは、またいつでもできるから」



「いつでもって、大きく出たな」



「だってあたし…郁実の彼女だもん。郁実がしたいって思うとき、いつでもキスして?

次にするときは…時間制限なしでいいから」



「…………」



あたしがそんなこと言うなんて驚いたのか、絶句してる。



あたしも恥ずかしいけど、ホントの気持ちだから……。











これで郁実も、照れて自転車を漕ぎだすかと思えば。




「じゃ、今でしょ。こんなかわいーこと言うヤツ、ほっとけねー」




「きゃあああっ!!!!」




このあとしばらく、




生まれて初めての、長~いキスを経験してしまった。




郁実のキスへの執念、ハンパないっ!




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