学校一のモテ男といきなり同居
これからまた、



この幸せな時間を共有することができるんだよね……?




「ねえ…郁実。今、どこに住んでるの?」




「俺?ちょっと、知り合いのマンションに」




「だったら、また戻って来て?一緒に暮らそう?」




郁実の腰にギュッとしがみつく。




あたしにしたら、思い切った行動だったのに。












「だなー、一緒に暮らせたらいいけどなー」




なんだか、その気がないみたいな発言をされてしまった。




「ムリなの?」




「なんとか今の生活で落ち着いたし、学校も行ってるし」




「ええっ、そうなの!?」




「そ。知り合いの紹介で、別の学校に…」




「そうなんだ……どこの学校?」




「ん?また今度言う」




濁した返事に、モヤモヤしてくる。




「ハッキリ言ってよ……もう、ウチに住むのはムリなの?」




「……だな。あの学校に戻る理由もないし、新しい場所で頑張ってる」




「そうなんだ……」




「また、こーやって会いに来るから良くね?別に一緒に住まなくても、好きだし、彼氏だし、愛してるし」




あたしがお腹にまわした手を、片方の手でギュッと握ってくる。




「……自分で言ってて、恥ずかしくならない?」




愛してるとか、普通に言っちゃう郁実にコッチが照れちゃう!




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