学校一のモテ男といきなり同居
「あっ……あたし!?これ、いつ撮ったの?」



アルバムには、制服姿のあたしの写真が数枚コラージュしてあった。




そしてその中には、郁実の写真もたくさん載っている。




「この1年で、撮りためたうちの何枚か。ゴメンな…俺、考えが足りなかった。俺のアルバムもらっても、嬉しくねーよな。

これからは、ここに…ふたりの思い出を増やしていこ?」




途中からは白紙になっていて、それを指差し郁実が笑う。




「郁実……」



感動で、言葉に詰まってしまう。













「前に渡したアルバムは、真央がいないときに家に入って持ち帰った。こんな、陰で写真撮って…俺ってマジ、ストーカーみたいだな。ハハッ」




アルバムは、草野くんが盗ったわけじゃなかったんだね…。




「郁実がストーカーだったら、いっぱい束縛されたい…」




「そんなこと言ってると、止まんなくなるよ?」




甘い視線を送ってくる郁実に、胸がキュンとする。




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