学校一のモテ男といきなり同居
そうだね…今日ぐらい、夢に浸ってもいいのかも。




ずっと会いたかった郁実に、やっと会えたんだもん。




わだかまりもなくなって、今が一番素直に甘えられるときかもしれない。




「郁実…これからも、よろしくね。あたしのこと…」




「なに改まって。当たり前だろ?お前がイヤだって言っても、つきまとうから」




「…その言い方、正にストーカーだよね」




「ハハッ。ま、お前がイヤだって言うわけないけどな?俺みたいなヤツ、そうそういないし」




「自分で言ってる…」




「そう思わねー?こんなに真央のこと、愛してるヤツっていないと思うんだけど」




「うん……そうだね。あたしも、郁実が大好き」




「俺の方が、もっとスキ」




そう言って、抱く手を更に強められて、また胸がキュン!




郁実は、どれだけあたしをキュンさせたら気がすむんだろう。




今日だけで、何回ドキドキさせられたか…。














「…お風呂、入って来て?冷めちゃうよ」




「ん…わかった」




いつまでもこうしていたいけど、明日の朝も早いしもう寝ないとね。



郁実もすんなりあたしから離れると、お風呂場へと移動する。



前におじさんから聞いたように、郁実って寝不足になると調子が悪くなるらしいし。



それに今日はかなり疲れてるから、また明日ゆっくり話せばいいよね。



郁実がお風呂から出る間に、友ちゃんと白雪ちゃんに連絡しておいた。



寝ている可能性大だからメッセージを送ったんだけど、



ふたりから電話がかかってきた。



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