学校一のモテ男といきなり同居
「うん…そうだった」



そう囁いたあと、唇にキスが落とされた。



頬に手を添え、何度もチュッとついばむように。



かわいいキスに、あたしも笑みがこぼれた。














「くすぐったいよ…」




「だったら、もっと甘くしていい?」




ゆっくりと、舌が差し込まれあたしのそれに絡められる。




「んっ……はぁ」




思わず出たあたしの吐息に反応するかのように、郁実に攻められる。




もう、逃げることなんてできない。




他のことなんて考える余裕もない、そんなキス。




あたしを包みこむような幸せなキスに、このままトロけてしまいそう。




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