学校一のモテ男といきなり同居
「マジかよ!!明日、来ない!?どーすべ、この舌。もうキミの味覚えちゃったんだけど!!」




イケメンさんが叫んでいる。




「そんなこと、言われても…あたしここへは違う用事で来たんです」




「違う用事ってなんだ…おわっ」




茶髪の男の子がしゃべろうとしたら、イケメンさんが間を割って入ってきた。




「お前は今黙ってろ!!なぁ、他にバイトしてる?

高木ちゃんに頼んで、そこより高いバイト代払うように言うから…お願いだから、また飯作りに来てよ」




「いや…あたし、そんな…」




今日だって、大したモノ作ってない。




それに、レパートリーもないし…そこまで期待されても困るってのもある。




第一、あたしがここでバイトするなんて、郁実も困るだろうし…。











「高木の飯、そこまでマズいか?星野さん、そんなだから女にすぐフられ…ぎゃっ」




「お前はうるせーんだよ!!すぐ、高木ちゃんを呼んで来い」




星野さんにヘッドロックをかけられ、茶髪の男の子は悲鳴を上げている。




……この上下関係、見ていてちょっと楽しいかも。



< 852 / 978 >

この作品をシェア

pagetop