学校一のモテ男といきなり同居
「……だから、お願いがあんだけど」




「え……なに?」




「真央を……」




「……え」




「今日、泊まってかね?」




「う……ん、だけど戻ってそれだと別れるって感じじゃないし……」




郁実があたしの耳もとで、コッソリ話す。




「今日はもう戻らない。ホテル…行こ」




「あぁ、ホテルね……って、ええっ!!」




腰を抜かしそうになるあたしに対して、郁実は冷静。











「今夜…一晩、一緒にいたい。同じベッドで寝て、朝まで…一緒にいよ」



心臓が、バクバク言い始めた。



そ、そ、そ……それって、もしかして……。



ずっと避けてきたけど、とうとうあたしにも、郁実とそういうことをする瞬間が訪れたの!?




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