学校一のモテ男といきなり同居
――ガチャッ。


わぁっ!


いきなり家の中から、井上くんが出てきた。


「なっ、なにしてるのよ!」


「はぁ?コッチのセリフだ。

いなくなったかと思っただろ…んだよ、いんじゃん。焦らすなよな」


井上くんは不機嫌そうな顔で、あたしをニラむ。


「いなくなるのは、あんたの方でしょ。さっさとウチから出てって!」


「やーだね。ここ、居心地いーもん。飯はうまいし、部屋もあるし、なんといっても優しくて美人な…」


「えっ」


そしたら井上くんがニヤッと笑った。






「だーから、自意識過剰だっつってんの。誰がお前なんか」


むかーっ!


「ほんと嫌なヤツ~!!」


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