学校一のモテ男といきなり同居
あたしはといえば。




大学に行くつもりだったんだけど、やりたいこともないし…なんとなく受験するのも嫌だったから、




美容の専門学校に行くことにした。




郁実が芸能人になって、周りはモデルやアイドルがたくさん!




ライバルは、高木さんだけじゃない。




そこに焦ったあたしは、女子力の低さに危機感を持ち…ヘアメイクの勉強をすることにしたの。




そのうち、自分を飾ることより周りの人を綺麗にすることに目覚めた。




今はなんとかヘアメイク事務所に入ることができて、




新人ながら色んな現場で奮闘している。












「あっ…社長から電話だ。ちょっとあっちで話してくるね」




社長っていうのは、あたしが務めている会社の社長。




土日は稼ぎ時だからホントは休めないんだけど、今日は郁実のイベントがあるから、ムリ言って休みをもらったんだよね。




やっぱ、緊急の仕事が入ったのかも。




郁実の出番も終わったし、行けないことはない。




何を言われるかわからないけど、気を引きしめて電話に出た。





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