学校一のモテ男といきなり同居
しばらくして、オフィスビルの建ち並ぶ大通りから少し入った路地に、郁実が車を停めた。
「ゴメン、ちょっと待ってて」
車のエンジンをかけたまま、どこかに行ってしまう。
突然、どうしたの?
30分ほど待たされたあと、郁実が戻ってきた。
「信じられない……待たせすぎ。っていうか、時間かかるならエンジン切っていけば?」
「うっせ。俺だって、すぐ戻るつもりだったんだって!」
息をきらしながら、運転席に乗り込んでくる。
まったくもう……トイレぐらい、家で行きなさい!
あたしが口を尖らせていると、座席の後ろに手を伸ばしてくる。
そして、そのまま近づきキス。
「きゃあっ!!」
「彼氏にキスされて、悲鳴あげるか?ひでぇ女」
っていうか、突然すぎてビックリするから!!
いちいちドキドキさせないでーっ!!
待たされて怒ってるんだよ?
不意打ちのキスにトキメいたなんて、言ってやらないんだから。
も~っ、郁実ってホント困る。
どうしてこうも、
あたしの気持ちを持っていってしまうんだろう。
これじゃ、
またしばらく、
離れたあとが、ツラくなるよ……。
「ゴメン、ちょっと待ってて」
車のエンジンをかけたまま、どこかに行ってしまう。
突然、どうしたの?
30分ほど待たされたあと、郁実が戻ってきた。
「信じられない……待たせすぎ。っていうか、時間かかるならエンジン切っていけば?」
「うっせ。俺だって、すぐ戻るつもりだったんだって!」
息をきらしながら、運転席に乗り込んでくる。
まったくもう……トイレぐらい、家で行きなさい!
あたしが口を尖らせていると、座席の後ろに手を伸ばしてくる。
そして、そのまま近づきキス。
「きゃあっ!!」
「彼氏にキスされて、悲鳴あげるか?ひでぇ女」
っていうか、突然すぎてビックリするから!!
いちいちドキドキさせないでーっ!!
待たされて怒ってるんだよ?
不意打ちのキスにトキメいたなんて、言ってやらないんだから。
も~っ、郁実ってホント困る。
どうしてこうも、
あたしの気持ちを持っていってしまうんだろう。
これじゃ、
またしばらく、
離れたあとが、ツラくなるよ……。