学校一のモテ男といきなり同居
離れる寂しさから、あたしももう何も考えられなくなってきた。




何度もキスを交わしたあと、郁実が小さく笑った。





「ダメな彼氏で……ゴメンな」





そんな言い方をするなんて、郁実らしくない。





次に何を言われるのか、構えていると……。



















「でも絶対、いつか……真央の夢を叶える。そのときまで、待ってろよな」




そう言って、あたしの手に何かを乗せた。





え……。





手元を見て、目を疑った。






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