幼なじみは弱虫boy!?
「……で、話ってなんだ?」


俺は亮に聞いた


すると亮はゆっくり話始めた


「…今龍王は、ライバルと戦うかもしれないんだ。」

「ライバル?」

「あぁ。全国2位の雷鳳<らいほう>っていうんだ。それで……」

「それで?」


亮の口から出てきた言葉は俺には信じられなかった


「龍王に入って一緒に雷鳳と戦って欲しい」


雷鳳と戦って欲しい……?


「は?」

「いきなりで驚くと思う。でも頼むよ!今人数が足りないんだ!!」


は?


意味が分からない


だいたいなんで……


「どうして俺なんだ?」


何よりも一番これが疑問だ


俺達今日知り合ったんだぞ?


「俺は噂でずっとお前の話は聞いていた」

「……」

「それで、どんな奴なんだろうってずっと考えてた。だからちょっと調べさせてもらったよ」

「!!?」

「お前、柔道相当強いんだってな。……それで俺は会ってみたいと思ったんだ。」

「そしたらお前は俺達の部屋で寝てたんだ。びっくりしたよ。明日にでも会いに行こうと思ってたからな」

「……」

「それで俺はお前のオーラを感じて思ったんだ。」

「?」

「"こいつはいける"ってな」


いやいや


ちょっと待てよ


「そんなのお前が勝手に思っただけだろ?そんな勘あたんねぇよ」


すると縺が


「いや、それはない」


……はぁ?


「なんでだよ?」

「だって、亮の勘は一度だって外れたことはないからな♪」

「……マジかよ」

「てことで、今日からよろしくな颯真!!!」

「俺まだ入るって言ってないんだけど」


入るつもりなんてさらさらねぇよ


「いや、お前は必ず入るよ。必ずな」



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