チョコよりも甘く
紗姫は席に座り、しばらく外を眺めていた。
中庭には誰もいない。
部活動をしている生徒の声が、遠くから聞こえてくる。
ガラッ―――
教室の扉が開いた。
振り向くと、玲汰が立っていた。
そして近づいてきた。
「さっきのどうゆう意味…?」
玲汰は紗姫の隣に座りながら聞いた。
意識しすぎてあまり顔をみれない。
紗姫は自分の頬が赤くなっているのを感じた。
「別に何でもないよ…」
そう笑顔で答えると、玲汰は真剣な顔をしてきた。
「…俺に相談しろって!!」
思わず玲汰の瞳に吸い込まれそうになった。
あたし…やっぱり好きなのかな、、
「大丈夫だよ!本当に何もないから」
自分でも無理して笑ってるのがわかる。
本当は辛い。でも、あたしは強くならなきゃいけないから…
「……振られんのわかってるけど、俺…お前のことずっと前から好きだから。」
紗姫は下を向いた。
正直どうすればいいかわからなかった。
「…入学式の時からずっと、お前のことしか見てなかった。」
胸が苦しくなった。
どっちを選べばいいのかなんて、あたしには決められなかった。
気が付くと、あたしたちは甘い口付けを交わしていた。
拒否らない紗姫…というより玲汰を求めていたのかもしれない。
いつもと違う紗姫を感じ、玲汰は積極的に舌を絡めた。
その時、あたしは辛くて、ひたすら逃げ道を探していただけなのかもしれない。
でも、あたしの犯した罪は浮気よりも、残酷なものだった…
中庭には誰もいない。
部活動をしている生徒の声が、遠くから聞こえてくる。
ガラッ―――
教室の扉が開いた。
振り向くと、玲汰が立っていた。
そして近づいてきた。
「さっきのどうゆう意味…?」
玲汰は紗姫の隣に座りながら聞いた。
意識しすぎてあまり顔をみれない。
紗姫は自分の頬が赤くなっているのを感じた。
「別に何でもないよ…」
そう笑顔で答えると、玲汰は真剣な顔をしてきた。
「…俺に相談しろって!!」
思わず玲汰の瞳に吸い込まれそうになった。
あたし…やっぱり好きなのかな、、
「大丈夫だよ!本当に何もないから」
自分でも無理して笑ってるのがわかる。
本当は辛い。でも、あたしは強くならなきゃいけないから…
「……振られんのわかってるけど、俺…お前のことずっと前から好きだから。」
紗姫は下を向いた。
正直どうすればいいかわからなかった。
「…入学式の時からずっと、お前のことしか見てなかった。」
胸が苦しくなった。
どっちを選べばいいのかなんて、あたしには決められなかった。
気が付くと、あたしたちは甘い口付けを交わしていた。
拒否らない紗姫…というより玲汰を求めていたのかもしれない。
いつもと違う紗姫を感じ、玲汰は積極的に舌を絡めた。
その時、あたしは辛くて、ひたすら逃げ道を探していただけなのかもしれない。
でも、あたしの犯した罪は浮気よりも、残酷なものだった…