チョコよりも甘く
「ねぇ…あたし、最低だ、」



あたしは涙が止まらなかった。


どうすればいいのか、どうしたいのかが本当に分からなかった。

あたしにとって一番大切な人はどっちなの?





「龍斗を傷付けちゃった、、、もうあたしなんか龍斗といる資格なんてない、」



玲汰は黙って聞いていた。ただ背中をずっとなでていてくれた。

大きくて暖かい手で



あたしはこの手が好きだった。


この手にずっと包まれていたい…そんなことを想っていた。




玲汰の優しさによって、あたしの罪悪感が増す。











龍斗、玲汰、ごめんね…
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