チョコよりも甘く
紗姫はそっと階段を上がり、部屋に入った。






静まっているのだろうと思ったが家の壁は薄く、隣の部屋の声が丸聞こえだった。


隣は佑の部屋。
無邪気な笑い声が響いている。








紗姫は電気をつけ、ベッドに座った。







ふと思い出す、葵からのメール。
携帯をポケットから取り出し、開いてみた。




しかし連絡は入ってなかった。







紗姫は不安になり、メールをした。






≪葵~、電話ないからとりあえずメール入れとくね!≫





送信ボタンを押し、仰向けになった。










(はあ。今日はいろいろあったな…)










そして今日のことを回想しているうちに、紗姫は眠りについた。
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