チョコよりも甘く
「似合ってるよ、びっくりした!!」

翔はサラサラと髪を撫でると、優しい笑みを浮かべた。


そんな翔も、髪が少し短くなり、真っ黒に染まっていた。


そしてちゃっかり眼鏡までしているものだから、エリートみたいに見える。


その姿に、あたしは笑ったが、内心は惚れ直していた。


思っていたよりもかっこいい翔に戸惑いを見せながらも、あたしたちは家に近付くにつれて緊張も高まっていく。



そして、家についた。



翔は緊張して顔が強張っていた。
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