チョコよりも甘く
放課後、またいつものように龍斗がやってくる。
「紗姫、帰ろ―ぜ」
肩から鞄をさげ、壁にもたれかかっている龍斗はいつもよりかっこよく見えた。
「うん!!」
あたしは返事をして、鞄を肩にさげた。
そして机のわきにぶら下がった紙袋を手に持ち、小走りで龍斗のもとに向かった。
あたしたちは昇降口へ向かおうと歩き始めた。
「今日…俺ん家くるか?」
龍斗は何かを企んでいるかのような目つきで言ってきた。
「う―ん、あたしの家きなよ!」
あたしはそれがなんだか怖くて、そう返した。
「まぁ場所はどこでもいいんだけどね…、紗姫と二人きりになれるなら、、」
龍斗は小さくそう呟いて顔を背ける。
そんな龍斗が可愛くて、あたしはくすくすと笑った。
龍斗も笑いかえし、手を繋ごうとしたとき、龍斗の動きがとまる。
なんだろうと思い、龍斗の見つめる先を追うと、そこには………玲汰がいた。
「紗姫、帰ろ―ぜ」
肩から鞄をさげ、壁にもたれかかっている龍斗はいつもよりかっこよく見えた。
「うん!!」
あたしは返事をして、鞄を肩にさげた。
そして机のわきにぶら下がった紙袋を手に持ち、小走りで龍斗のもとに向かった。
あたしたちは昇降口へ向かおうと歩き始めた。
「今日…俺ん家くるか?」
龍斗は何かを企んでいるかのような目つきで言ってきた。
「う―ん、あたしの家きなよ!」
あたしはそれがなんだか怖くて、そう返した。
「まぁ場所はどこでもいいんだけどね…、紗姫と二人きりになれるなら、、」
龍斗は小さくそう呟いて顔を背ける。
そんな龍斗が可愛くて、あたしはくすくすと笑った。
龍斗も笑いかえし、手を繋ごうとしたとき、龍斗の動きがとまる。
なんだろうと思い、龍斗の見つめる先を追うと、そこには………玲汰がいた。