チョコよりも甘く
「やべっ、口すべった。この際だからちゃんと言わせて?…俺、紗姫のこと、本気で好きだ。そのうち、龍斗から奪ってやるから。覚悟しといて??」



玲汰は真剣な顔をし、紗姫の目をじっと見つめてきた。



「いや、ちょっと…//」

「ん?」


「あ…うん、理解できない。」



玲汰は龍斗の友達で、あたしは龍斗の彼女で、あたしは玲汰の…友達で…。

どういうこと?
玲汰、ダメだよ。




「…。」




「ごめん…。」







「お前、こんだけ言わせといて理解できないとか何!?ふざけてんの?」


玲汰はちょっと強めに言った。



「…ごめんなさい。」


「いや本気でいってねえから…まぁ、そこも紗姫のいいとこだし?//」




玲汰の顔が赤くなった。
そんな姿を見て、紗姫もなんだか照れた。




「馬鹿っ…。//」

「お前がな!?」



そしてしばらくの間、たわいのない話が続いた。
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