チョコよりも甘く
放課後
「はぁー、つかれたわー。」
「ほんっと、最近テストばっかでだるい。」
火曜日の授業が終わり、やっと放課後になった。
紗姫と葵はいつものように教室に残っていた。
「今日暇ー?」
葵はどうせ暇でしょ、というような目で聞いてきた。
「う~ん、多分…ああぁっ!!今日、留守番頼まれてたんだった!!今日から家族でどっか行っちゃったんだった!!」
すっかり忘れていた。
「ふーん、ならしょうがないけどさぁ。紗姫のことだから忘れてると思うけどもうすぐバレンタインだからね?チョコ一緒につくるんじゃないの?」
「あっ!!」
それもすっかり忘れていた。
今のところ、龍斗とあたしは順調だった。
むしろ周りからは羨ましがられるような、幸せな毎日をおくっていた。
「そ~れ~にっ、あげる人も出来たんだし?気合い入れなきゃだよ?」
葵はニヤニヤと、得意の笑みを浮かべていた。
「やっぱ、そう…だよね」
葵に言われて見れば、急に不安になってくる。
あたし達はいつ作ろうか、どんなチョコを作ろうかなどを軽く話し合ってから、お互い家に帰った。
「ほんっと、最近テストばっかでだるい。」
火曜日の授業が終わり、やっと放課後になった。
紗姫と葵はいつものように教室に残っていた。
「今日暇ー?」
葵はどうせ暇でしょ、というような目で聞いてきた。
「う~ん、多分…ああぁっ!!今日、留守番頼まれてたんだった!!今日から家族でどっか行っちゃったんだった!!」
すっかり忘れていた。
「ふーん、ならしょうがないけどさぁ。紗姫のことだから忘れてると思うけどもうすぐバレンタインだからね?チョコ一緒につくるんじゃないの?」
「あっ!!」
それもすっかり忘れていた。
今のところ、龍斗とあたしは順調だった。
むしろ周りからは羨ましがられるような、幸せな毎日をおくっていた。
「そ~れ~にっ、あげる人も出来たんだし?気合い入れなきゃだよ?」
葵はニヤニヤと、得意の笑みを浮かべていた。
「やっぱ、そう…だよね」
葵に言われて見れば、急に不安になってくる。
あたし達はいつ作ろうか、どんなチョコを作ろうかなどを軽く話し合ってから、お互い家に帰った。