チョコよりも甘く
20分後、チャイムが恐ろしく響いた。



―ピンポーン



恐る恐るドアをあけた。そこには予想通り、恐ろしい顔の龍斗が立っていた。




―バタンッ



紗姫はあまりの恐さにドアを閉めてしまった。


そしてもう一度、そ~っと開けてみた。





「おいテッメェ…。」

龍斗はドアを勢いよくあけた。




「人のこと散々待たせておいて、そんな態度とるなんて相当の度胸してんなオイ。」


「す、すみません…」



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