チョコよりも甘く
しばらく歩くと、龍斗の部屋に着いた。



ガチャっ――――





中は教室ぐらいの広さだったけど、高級そうなものは置いてなく、シンプルな部屋だった。





「…なんか以外かも、」


「何が?」


「もっと高級感漂う部屋かと思った…」






そう言うと龍斗は、笑顔で答えた。






「俺、あーゆうの嫌いなんだよ。キラキラしてて目ェ痛いだろ?」



「うん…」




「準備するからちょっと待ってて」






びっくりした。


龍斗が目ぇ痛いって言うなんて…
なんか親近感抱いたかも!





紗姫はソファーに座った。



近くにメンズの雑誌があったのでペラペラとめくってみると、後半ページにちょっとエロいのが載っていた。
龍斗に勘違いされるのが嫌だったので、すぐに閉じた。


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