チョコよりも甘く
「ねぇ、いいじゃん?」


さっきの言葉とは裏腹に、龍斗はまた誘ってきた。


「今日は…ダメ。」





何いっちゃってんの、あたし…。





「明日ならいいんだ?」


龍斗はニヤニヤと笑った。






「そ、そうゆう意味じゃなくて…。」


紗姫はあわてて否定した。





「じゃぁ、どんな意味で言ったの?」



龍斗は上目遣いで聞いてきた。





「えっと、あのっ、その…」

あたしは多分赤面しているであろう、顔をそむけた。







「何で顔赤くしてんの?俺の裸とか、想像しないでよ?」





「し、してないよっ!!」


紗姫はとっさに答えた。

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