チョコよりも甘く
龍斗は怒ったように言い、電話を切ると、怖い表情で見てきた。




その表情の裏には、悲しみと不安が隠されているなんて、この時はまだ気付かなかっ
た・・・





「…口開けろ。」




紗姫は言われるままに軽く口を開けた。





そしてこの前とは違う、深くて苦いキスをされた。





「ん、…はぁっ……」






頭がクラクラする。





ねぇ、龍斗…どうしたの??







そのキスは5分くらい続き、終わる頃には体が熱くなってた。





「悪い…。」




そう言うと、龍斗は反対側を向いた。

耳が赤くなっている…//





そんな龍斗の姿を見て、紗姫は急に恥ずかしくなった。







「ご、ご飯作ってくるね!」


紗姫はそう言い、キッチンへ走って行った。





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