チョコよりも甘く
「お、上手い!……手づくり感があっていいな。」


大和さんの感想に、紗姫は安心して笑った。


「よかったあ・・・」



大和くんは食べ終えると、またリビングへ戻っていった。





「うわっ…お兄ちゃん、CMの間に来たし!!」




リビングではクイズ番組を見ていた。
珍解答にみんな大爆笑し、紗姫はそれをみて「あたしも見たいなあ」と羨ましく思った。



「よくいるよねー!トイレとかいく人っ」


「うん、いるいる!」


「そう言うあたしもするんだけどねっ」




紗姫はそう言うと、ラッピングのリボンを付けた。




包装を終え、あたしは葵の家で夕食をご馳走になることにした。









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