チョコよりも甘く
「じゃあ今度、葵と一緒に作りますね。」


紗姫が反応に困りながら言うと、大和さんが呟いた。


「…葵と、じゃなくて紗姫ちゃんのがいい…//」

「…。」





信号の赤いライトがあたしたちを照らしている。

大和さんの顔が赤くなったように見えたけど、気のせいだよね。、








「紗姫ちゃん、ケチャップついてるよ、、」

「――え!?」




やだ…
あたし、子供みたい・・・






「とってあげる」







大和さんの手があたしの頬に触れ・・・


ほんとに一瞬だった。








大和さんの唇があたしの口に触れたのは。











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