チョコよりも甘く
罪悪感と共に
―ピンポーン・・・
え、龍斗寝ちゃったのかな?
そんなはず無いよね?
1分ほど経っただろうか、相変わらずドアは開かなかった。
紗姫はしょうがなく自分でカギを開けた。
―ガシャッ
「ただいまー…龍斗~?居ないの、、、??」
返事は
なかった。
紗姫は不安になり、家中を探した。
龍斗はシャワーを浴びていた。
(はぁぁ…よかった、、、。怒って居なくなっちゃったのかと思った!)
紗姫は一人微笑み、リビングへ向かった。
さっきは、龍斗探しに必死で気付かなかったけど、リビングにはまるで高級レストランで出てきそうなディナーが並んでいた。
(うわっ、何これ…。おいしそ~~っ!!)
きっと龍斗の事だからシェフに作らせたのだろう。
紗姫は龍斗を待ちながら葵にメールをした。
《今ついたよ!葵、今日は本当に本当にごめん。あと、いろいろしてもらってありがとね。今度はうちに遊びに来てね!!じゃぁまた明日。》
「おぉ、帰ってきてたのかよ。」
あたしは後ろを振り返った。
そこには
あたしの大好きな龍斗が立っていた。
「ただいま、龍斗!」
紗姫は龍斗の元にかけより、飛びついた。